⑨基礎力トレーニング(発信)「TA Practice」

 

 

英会話における「基礎力」とは

 

英会話にとって必要な力は「受信力」と「発信力」です。これらを英会話における「基礎力」と呼び、第二言語習得理論に基づき以下の要素に分解することができます。

 

受信:音声知覚、意味理解     発信:概念化、文章化、音声化

 

さらにこれらの力は自動化する必要があります。自動化とはもっている英語の知識を無意識に自然と使いこなせる状態です。自動化するためには繰り返し練習をする必要があるので、学習量に比例して高まります。

 

 

 

英会話の基礎力「発信」とは

 

英会話の基礎力「発信」の要素を分解すると、「概念化=言いたいことを考え思いつく」「文章化=英語にする」「音声化=発話する」と3段階に分けることができます。

 

 

 

 

基礎力「発信」を鍛える場合、英会話レッスンでは「文章化」「音声化」に焦点を当てて練習することが一般的ですが、実は「概念化=言いたいことを考え、思いつく」は非常に重要な要素です。

 

レッスンや実生活で英語でコミュニケーションをとっている際、相手に「Why?」と理由を尋ねられて、うまく答えられなかった経験はないでしょうか。もし、話したいことは頭の中にあるけど、英語でどう言えばいいかわからないのであれば、「文章化」に課題があります。一方、「理由なんて考えたこともない」「日本語で考えたとしても答えが思い浮かばない」と感じたら、それは「概念化」に課題があります。

 

スマートメソッドコースでは、この「概念化」にも焦点を当てながら、基礎力「発信」を強化していきます。

 

 

「TA Practice」とは

 

基礎力「発信」を鍛えるために、スマートメソッドコースでは「TA Practice」を行います。

 

「TA Practice」は、質問に的確に回答する力を鍛えることを目的とした当社独自のトレーニングです。スピーキングで力を発揮するためには、実際に声に出して話す「音声化」の練習ももちろん大切ですが、「TA Practice」ではその前の段階である「概念化」「文章化」に特化して練習します。具体的には、質問を読んで理解しライティングで回答する練習をします。 ライティングで文字に起こすことで、皆さんそれぞれが抱える問題点を可視化し、ひとつずつ解決していきます。 当社オリジナルの自習用教材を使い、レッスン外学習として取り組んでください。また、取り組んだ内容は、毎回Homeworkワークシートにてご提出いただきます。皆さんから提出いただいた内容に対し、コンサルタントがフィードバックをさせていただきます。

 

※TA とは

Task Achievementの略で「目的を果たせているか」「質問に対してどの程度回答となり得ているか」を指します。

詳細はこちら

 

 

「TA Practice」全体の構成

 

日本語話者が特に陥りやすい問題点を中心に当社が厳選した6つのテーマに沿って学習します。同じテーマを2周します。1周目は気づきと理解、2周目は定着を目的としています。全体の構成としては、6つのテーマを2周(全12回)することに加え、TA Practice開始前の「準備」と全12回終了後の「総仕上げ」を行います。

 

 

 

流れ(1週間の流れ) 

 

土日にレッスン外学習(自習)で行います。教材を見ながら、Homeworkワークシートに記入して学習します。記入済みのHomeworkワークシートを、他のホームワークと併せて期限内に提出してください。ご提出後、担当コンサルタントが学習内容をチェックします。コンサルタントがメールでフィードバックを送りますので、内容をご確認ください。※「準備」はコンサルタントからのフィードバックはありません。

 

詳細スケジュールは、別途コンサルタントからお渡しするカリキュラム、および学習計画をご確認ください。

 

 

流れ (毎回の学習の流れ)  

 

  1. 教材を開く。(教材はこちらからご覧ください。また、Homeworkワークシートにも教材へのリンクを掲載していますのでご活用ください)
  2. Homeworkワークシートの実施週のタブを開き、「TA Practice」欄までスクロールする。
  3. 教材に沿って学習を進める。回答やセルフアセスメント(チェックシートに沿ってご自身の回答を自己評価します)の結果などは、Homeworkワークシートに記入する。
  4. 記入済みのHomeworkワークシートを、他のホームワークと共に提出する。
  5. 後日コンサルタントよりメールでフィードバック(※)を受け取り、内容を確認する。再提出などコンサルタントから指示がある場合は、指示に従う。

(※)コンサルタントからのフィードバックについて

  • 〇 できています →フィードバックの内容を確認しましょう。
  • × できていません →フィードバックの内容を確認し、再提出など指示がある場合は指示に従ってください。
  • △ 惜しいです  →フィードバックの内容を確認し、再提出など指示がある場合は指示に従ってください。

 

 

教材サンプルと学習内容

 

  1. TRY 

まず、3問の質問に回答します。ご自身の回答はHomeworkワークシートに記入してください。限られた時間の中でも質問に的確に回答する力を鍛えるために、文字制限と時間制限を設けています。守るようにしてください。また、実際に回答にかかった時間を、Homeworkワークシートの所定欄に記録してください。

 

TRYの目的は、まず質問に回答してみることで「これってこんな答え方でいいのかな」「ここの部分の答え方がよくわからない」など気づきを得ることです。気づきがあれば収獲ですので、たとえ回答をうまく作れないと感じても、この時点では心配しないでください。まず気づきを得ることで、このあとに出てくる「解説」においてより深い理解が得られます。

 

 

 

  1. 今週のテーマ 

 

今週のテーマについて解説します。各テーマは、主に日本語話者が陥りやすい問題点を中心に当社で厳選した内容になります。読んで、なぜそのテーマが重要なのかを理解しましょう。

 

 

  1. 解説とセルフアセスメント 

 

1.TRYで回答した3問について、今週のテーマを中心に解説していきます。解説を読みながら、各質問に対し回答するときに必須となる要素(Main Pointsと呼びます)などを理解しましょう。各質問に対する「モデル回答」を掲載していますので、参考にしてください。

 

質問への回答について一通り理解したら、「1. TRY」のご自身の回答をチェックシートに沿ってセルフアセスメント(自己評価)します。

 

 

 

  1. REPEAT

 

学んだ内容を踏まえ、「1. TRY」でやった同じ質問にもう一度回答しましょう。回答、及び、回答にかかった時間は、「1. TRY」同様、Homeworkワークシートに記入してください。

 

 

 

注意事項

 

TA Practiceの各質問はビジネスシーンを想定して設定していますが、中には「自分には当てはまらない」と感じる質問が出てくるかもしれません。

例:「あなたがよく会う顧客はどんな人ですか?」と質問されたが、自分は経理部などバックオフィス業務についているため、「顧客」がいない など

まず、TA Practiceの目的は質問に的確に回答する力を鍛えることです。回答の内容が本当かどうかは一切評価しませんので、必ずしもあなたの本当のことを回答する必要はありません

質問に的確に回答する力を鍛えるために、TA Practiceではロールプレイのように「本当は経理部だからクライアントいないけど、クライアントがいるとしたら」などその立場を想像して質問に答えてトレーニングしてください。

このように質問を理解して的確に回答するトレーニングを繰り返すことで、皆さんそれぞれの実生活で類似の質問(「あなたの上司はどんな人ですか?」など)を受けたとしても、的外れになることなく的確に質問に答えることができるようになります。

 

 

 

 

 

 

TOP